糖質制限ダイエット

バランスの摂れた食事で痩せる

人間の体を正しく働かせるためには5大栄養素をバランスよく摂ることが欠かせません。 しかし米国式の食生活が浸透するようになり、糖質・脂質の過剰摂取や、タンパク質、ビタミン、ミネラルが不足するなどバランスがとれないことにより、体が正しく機能せず、肥満などの成人病が増加しています。 5大栄養素が体をどのように働かせているのか把握しましょう。

タンパク質は、筋肉、臓器、骨、皮膚、血液、ホルモン、酵素、免疫物質などをつくる役割を果たしています。 タンパク質は、約20 種類のアミノ酸が結合してできている物質で、このうち9 種類は体内で合成することができないため、食物から摂取する必要があります。これを「必須アミノ酸」と呼びます。 脂質は、エネルギー源となるほか、ホルモンや細胞膜や消化に必要な胆汁酸の原料となったり、細胞の機能を十分に発揮させるのに欠かせない栄養素です。 脂質は、タンパク質や糖質に比べると、1g で9kcal と、約2 倍のエネルギーがあります。摂取量が多いことが、肥満のひとつの原因になっています。 糖質は体内に入ると、炭酸ガスと水に分解され、このときにエネルギーを生み出します。このエネルギーが、カラダを動かす力になるのです。 しかし、余分な糖質は、中性脂肪となって体内に蓄積されてしまいますので、摂りすぎには注意が必要。ご飯が主食の日本人は、とかく糖質が過剰になりがちですので、糖質の摂取量をコントロールすることが大切です。

ビタミン・ミネラルはエネルギーにはなりませんが、タンパク質、脂質、糖質の分解や合成を助ける働きを持ち、健康維持、体調管理には欠かせない栄養素です。 ビタミンは、体内ではほとんど合成ができず、不足すると欠乏症となるおそれがある有機化合物(炭素を含む化合物)の総称です。 ビタミンは皆さんもご存知のとおり、野菜、果物に多く含まれます。ミネラルは、無機質ともいい、人のカラダを構成する元素から酸素・炭素・水素・窒素を除いたもの総称です。 人のカラダに必要なミネラルはカルシウム、鉄、ナトリウムなど16種類あり、野菜、果物、海藻、乳・乳製品に多く含まれます。


どの栄養素を摂りすぎているか、
何が不足しているか把握しましょう。

忙しい朝や昼にパンのみで済ませると、糖質に偏りが出たり、ファーストフードでは脂質が多く食物繊維が不足したりと、 常にバランス摂ることが難しい現代社会では栄養補助食品でバランスよく栄養素を簡易的に摂取したり、 摂りすぎているときには脂肪や糖の吸収を抑制してくれるサプリメントを上手く活用していくことも選択肢として良いでしょう。 糖質の吸収を防ぐ「抗糖」効果として世界的に注目されている成分に「茶花」があります。日本でもトクホのお茶などに使用されている成分です。 京都薬科大学の吉川雅之教授が行った臨床治験では、茶花抽出エキスを40人の成人に1か月間投与したところ、平均1.70~2.50キログラムの体重の減少を確認。 吉川教授は「茶花にあるサポニンが糖分の吸収を抑制することは報告されているが、ダイエットについて指摘するのはおそらく初めて」と説明。 現在では麺や米などの「主食」に茶花を練りこんだ「抗糖」食品の市場も拡がってきています。 食事やライフスタイルに合わせて自分の摂取状態に合わせた選択を選べる時代がきています。