免疫力と血流

体温が下がると免疫力は低下する

低体温がなぜよくないとされるのでしょうか。体温が上がると血液の流れがよくなり免疫力が高まります。 血液は私たちの体を構成する約60兆個もの細胞に栄養と酸素を送り届け、かわりに老廃物を持ち帰る働きをしています。 その血液の中に、免疫機能を持った白血球が存在し、その白血球が体の中をめぐることで、体の中の異物をパトロールしているのです。 つまり体温が下がると血流が悪くなり、免疫力も低下し、体内に異物を発見しても、素早く駆除してくれる白血球を集めにくくなり、ウイルスや細菌に負けて発病しやすくなってしまいます。 健康を維持してくれる免疫力は体温が下がると低下することがわかっています。 単純に計算すると、免疫力が30%低下すれば、1日に1500個近くのがん細胞が、免疫システムから見逃されて増殖していく可能性があります。 体温が正常に保たれていれば、これらの免疫システムが正常に働いてくれて、健康が保たれているということになります。 まずは、自分の平熱を知り、低体温を克服して、血流をよくしておくことが、免疫力向上につながるのです。


血流を上げるカンカ

近畿大学の村岡教授と京都薬科大学の吉川教授の共同研究で「カンカの血管拡張作用」が明らかになりました。 血管の拡張作用とは、血管の収縮による血液循環の滞りを防ぐ作用です。 実験では、カンカの主要成分であるアクテオシド」「エキナコシド」には血管拡張作用があり高血圧症への有用性を示唆すると共に、昇圧作用を伴わない有効成分として注目されています。

「カンカ」の論文掲載誌
「Chemical & Pharmaceutical Bulletin」Vol.54 No.5

現在はドリンク剤や市販薬の成分としても使われる原料となっています。 風邪に効く薬はありません。一般的に風邪薬と呼ばれるものは「熱を下げる」「鼻水をとめる」といった症状を抑えるだけで風邪の原因であるウイルスをやっつけるものではありません。 医師が処方する「抗生物質」も「細菌」を殺す薬でウイルスに対しては全く効果がなく細菌感染に合併症などのリスクを考えて念のため処方しているものなのです。 風邪に効く薬がないのであれば、自分自身の免疫力を上げるため、「食事・運動・睡眠」そして血流アップ成分の活用をおすすめします。